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スパイバー 人工クモ糸繊維 量産化 工業化に成功 新素材 QMONOS [経済]

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どうもこんにちは。

クモの糸の量産化・工業化に成功!!

青いドレスをクモの糸で作ってみました。

しかもこのクモの糸人工で作られたものだそうです。

人工のクモの糸っていうのは
正確にはクモの糸ではないんですが

とにかくすごいことですよ。

今までにもクモの糸というのが
とても魅力的な素材であることは分かっていたんですが
その量産化は非常に難しいものでした。

しかし、今回「スパイバー」というバイオベンチャー企業が
ついに量産化に成功したそうです。

その新素材の名前は「QMONOS」
くものすって読むんでしょうか。

いやぁ、本当にすごいですよね。

なんで、こんなことをしてるかというと
問題は石油なんですね。

現在つかられている合成繊維は石油が減量ですよね。

しかし、石油は有限で一部の地域でしか採掘できません。

日本は資源に乏しい国ですから
必然的に中東あたりから石油を買っているんですね。

でも、今回開発された新素材「QMONOS」は
日本の企業が作り出した石油を使わない合成繊維です。

では、「QMONOS」どういった繊維なんでしょうか?

もう、文中にも言っている通り
クモの糸です。

でも、合成繊維じゃないの??
と思うかもしれません。

そう、最初にも言った通り
正確にはクモの糸ではありません。

正確にはクモの糸と同じたんぱく質、性質を持った糸である。
これですね。

この、クモの糸を量産化するということが
カイコのように、たくさん飼って、糸を取ることではなくて

クモの糸と同じものを別の方法で作ってるんですね。

その方法というのが遺伝子操作です。
さすがバイオベンチャー企業ですね。

遺伝子操作です。前にも当ブログで紹介しいたように
遺伝子操作は世間一般のイメージとは違い
簡単にどこでも行われているものなんですね。

今回、行った遺伝操作も前に紹介したコロナウイルスと同じように
外部の遺伝子を別の生物に組み込んでそこでタンパク質を作ってもらうことです。

遺伝子導入といったほうがわかりやすいですかね。

つまり今回は、クモの糸を作り出す遺伝子を取ってきて
別の生物(だいたいは微生物)に遺伝子をぶち込んで
その生物に遺伝子を発現してもらいタンパク質を得る。

こうして、クモの糸と同じたんぱく質を大量に得るわけです。

しかし、今回はそれだけじゃないですよね。

そう、繊維、糸上にしないといけないんです。

ここの部分はよくわからないですが
今まではタンパク質を繊維状にするのに危険な薬品を使用していましたが
今回は、新たに別のやり方を編み出したみたいです。

こうしてたくさんのクモの糸が得られたんですね。


ところで、たくさんのクモの糸が得られたのはいいけど
この合成クモの糸ってどうすごいの?
ただ、石油の代わりになるだけ??

違います、クモの糸とうとうすごいです。

合成クモ糸繊維 
強度は鉄鋼の4倍、伸縮性はナイロンを上回り、耐熱性は300度超を誇るクモ糸の特性を生かした繊維。
炭素繊維にはない伸縮性、合成ゴムにはない硬さを兼ね備えでいる。

これだけですごいでしょ。

しかもまだあります。

なんと今回東京に展示してある青色のドレス
何と、染色していません!!

糸自体が青色なんです。

糸を染色してるけじゃないですよ。
糸自体が青いんです。

もう、タンパク質を作る段階、分子レベルで青いんですね。

しかも、青だけじゃないですよ。
現在だけで6色はあります。

もう、すごいですね。

どうですか、みなさんすごく期待できませんか?

私はすごく期待しています。

合成クモ糸もそうなんですが

この会社「スパイバー」にもものすごく興味がわいてます。
私も、遺伝子操作を学生の時にやっていたので・・・

絶対に今後伸びる会社だと思います。

現在就活中の大学院生(特に生物系の学科の方)は受けてみるのもいいかもしれないですね。

とにかくすごく楽しみです。


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