抗がん剤 有力候補 発見 神戸大学院研究チーム

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どうもこんにちは。

今日も、科学系のニュースを一つ

神戸大学院の研究チームが抗がん剤の有力候補を発見！！

これですね。

え！？すっごいじゃん！！

って思いますか？？

たしかに、素晴らしい発見ですよね。

なんでも、全がん患者の２０％に有効的な抗がん剤になるかもしれない
特に膵臓がんでは６０～９０％効果がありそうだということです。

まぁ、この手の発見は年がら年中されてますからね・・・

だいたい、この研究成果は動物レベルでのものですから、
実際に臨床試験を行っているわけでもないですし、
実際に薬の開発が始まっているわけでもないですね。

どうして、薬の開発が始まっていないといえるかというと、
薬の開発は結構公開せずに進みます。

これは、申請する特許の問題ですね。

薬の開発には１０年２０年という月日がかかります。
そこに製薬企業は莫大な研究費を投じているわけです。

もし仮に、まだ動物レベルの成果（例えば、今回の候補物質の製造法など）
を特許申請したとします。

特許が下りると、その候補物質は独占的に情報を持つことができます。
しかし、臨床試験にも入っていないものを特許申請したところで
実際に薬が発売されるまでに特許の期間があと１年、最悪特許切れなんてことがあります。

そうなっては、薬の開発にかかった費用が回収できなくなってしまうわけですね。

つまり、この薬がもう少しで完成するってとこまで自分たちで研究成果を秘密にして
できる直前で特許申請したほうがいいわけです。

実際はもっと細かいですが・・・

つまり、今回発見された抗がん剤の候補物質はあくまで研究成果であって
すぐに薬になるようなものではないので、気長に待ちましょう。

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タグ：神戸大学 抗がん剤 RAS 有力候補